2012.04.30調査研究

社会福祉施設における粒子状物質と浮遊微生物に関する研究

研究指導員:柳宇(工学院大学建築学部 教授)

建築物衛生法による法規制が及ばない社会福祉施設では、レジオネラ属菌やインフルエンザなどによる集団感染事例が散見され、衛生管理上問題となっている。特に、空気中の微生物汚染と関連の深いとされる室内の浮遊粒子状物質(エアロゾル)と生物由来の浮遊微生物(バイオエアロゾル)についての検討はほとんどされていない。このため、室内のエアロゾルやバイオエアロゾルの濃度推移や相関について解析を行い、問題点の掌握と、維持管理に関する留意点の取りまとめを行った。

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