2012.05.01調査研究

人体生理・衛生に着目した足湯設備の実態調査

主任研究者:市川憲良(首都大学東京大学院都市環境科学研究科建築学専攻 教授)

居酒屋・カラオケ等を含む屋内外の足湯施設における実態調査を行うことにより、幾つかの物件からレジオネラ属菌・大腸菌等が検出された。これらの菌が検出された共通点として、循環装置の停止、湯船内の滞留、清掃や消毒等の不徹底、およびバイオフィルムの生成等が認められた。また、被験者実験からは、性別による体温変化の違い特徴などの基礎的データが得られた。本調査研究結果より、現在、管理方法が統一されていない足湯施設に対する設計や維持管理等の指針策定が急務なことなども含め、多くの知見を得ることができた。

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