教育センターで較正される光散乱方式の粉じん計は、標準粒子を用いて、1cpm(count per minute:1分間あたりの粉じん計のカウント数)あたり0.001 mg/m3になるように設定されています。
このように感度を設定された粉じん計を用いて、建築物室内の粉じんを計測した場合、室内粉じんと標準粒子では物理的性質(光の反射率、形状、大きさ、密度、色など)が異なるため、散乱光量に差が生じます。つまり、粉じん計が示す相当質量濃度はLV法(ポンプを用いてフィルター上に粉じんをろ過捕集して粉じんの重さを直接測定する方法)による質量濃度との間に差が生じることとなります。この差を補正するものが較正係数です。
較正係数は、LV法と粉じん計を室内の同一場所において採気口の高さをそろえた上で同時測定を行い下式から求めます。そのため、粉じん計を使用して質量濃度を測定する場合には較正係数を乗じる必要があります。
K = C/C’= C/(0.001×R)
K:較正係数
C:LV法による質量濃度(mg/m3)
C’:粉じん計による相当質量濃度(mg’/m3)
0.001(mg/m3/cpm):標準粒子における質量濃度変換係数
R:粉じん計の1分間あたりのカウント数(cpm)
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。