2014.04.30調査研究

貯水槽内の気相中のトリハロメタン濃度の実態に関する研究

研究指導員:後藤純雄(麻布大学 生命・環境科学部 環境リスク学研究室 教授)

貯水槽の構造や使用状況が水道水中の有機ハロゲン化合物の種類や含有量などに及ぼす影響に関する研究の一環として、麻布大学内の貯水槽を対象に貯水槽内の気相と水相のトリハロメタン類についてGC/ECD分析を用いて、挙動等を調査検討した。貯水槽の構造や使用状況が水道水中の有機ハロゲン化合物の種類や含有量などに及ぼす影響に関する研究の一環として、麻布大学内の貯水槽を対象として、貯水槽内の気相と水相のトリハロメタン類についてGC/ECDを用いて貯水槽内の気相および水相のトリハロメタン類について分析を行った。その結果、模擬的に貯水槽内の気相および水相を再現したモデル実験での両社の濃度には直線的な相関が認められた。また、実際の貯水槽の気相と水相のデータからは相関係数が伺われた。これらの検討結果から、気相中のトリハロメタン類濃度を測定することにより、水相中のトリハロメタン類濃度の推定がある程度可能であるが更なる検討が必要であることも解った。

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